
概要
千葉県警は10月13日、千葉運転免許センターで実施しているベトナム語の運転免許学科試験について、試験問題が外部に流出した疑いがあるとして、16日からベトナム語による全種別の学科試験を一時中止すると発表した。
問題が発覚したきっかけは、29歳のベトナム国籍の女性が所持していたスマートフォンから、加工された試験問題とみられる画像が見つかったことだった。
女性は画像について「ChatGPTで探した」と説明しているという。
県警は複数の問題パターンをランダムに使用しており、何者かが事前に問題を撮影して流出させた可能性があるとみて調べている。
現時点で画像の入手経路や流出に関与した人物は明らかになっていない。また、ChatGPTを通じて実際に試験問題が流出したと確認されたわけではない。
県警は試験問題を再作成し、ベトナム語による学科試験を再開する方針としている。
■ 外国人の運転免許取得、日本では多言語対応が進む
日本では外国人の運転免許取得に対応するため、外国語による学科試験の整備が進められている。
千葉県では英語、中国語、ベトナム語、ネパール語など20言語による学科試験に対応している。
外国人が日本の運転免許を取得する方法には、日本国内で通常の運転免許試験を受ける方法のほか、外国で取得した免許を日本の免許に切り替える「外国免許切替(外免切替)」制度がある。
今回の問題流出疑惑は普通自動二輪免許の学科試験に関するもので、外免切替の審査とは別の制度である。
■ 外免切替制度は2025年10月から厳格化
警察庁は2025年10月、外国免許切替制度の審査基準を厳格化した。
従来の知識確認はイラストを中心とした10問の試験で、7問以上の正解が合格基準だった。
改正後は出題数が50問に増え、合格には45問以上の正解が必要となった。
運転技能の確認についても、横断歩道の通過や交差点での右左折、安全確認などの審査が強化された。
制度変更後の知識確認の合格率は、従来の92.5%から42.8%に低下。技能確認の合格率も30.4%から13.1%に低下したと報じられている。
■ 外国人ドライバーによる交通事故の状況
警察庁の統計によると、2025年に外国人運転者が第1当事者となった死亡・重傷事故は587件だった。
国籍・地域別では、中国136件、韓国・朝鮮102件、ベトナム65件、ブラジル54件、フィリピン37件となっている。
また、2025年5月には埼玉県三郷市で、中国籍の運転者が関係するひき逃げ事件が発生し、小学生が負傷した。
三重県でも、ペルー国籍の運転者による高速道路の逆走事案が報じられている。
なお、外国人運転者による事故件数は、外国人運転者の人数や走行距離などを考慮しなければ、日本人運転者との事故発生率を直接比較することはできない。
■ 試験問題を再作成し、不正防止対策を進める方針
今回の問題流出疑惑を受け、千葉県警はベトナム語による全種別の学科試験を一時中止し、試験問題を再作成する対応を取る。
運転免許の学科試験は、交通法規や安全運転に必要な知識を確認するために実施されている。
日本では外国語による学科試験の整備が進む一方、外免切替制度では知識確認と技能確認の審査基準が厳格化されている。
千葉県警は今回の試験問題の流出経路について調査を進めている。
事故紹介を本件と切り分ける外国人全体への偏見を避ける表現にする
編集部[26/10/14]
Xより
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