【注目】京都・二条城二重価格を導入へ[26/10]

概要

【京都・二条城、市民と市民以外で料金差を設ける方針】

共同通信の報道によると、京都市は、世界遺産・二条城の入城料について、京都市民と市民以外で異なる料金を設定する方針を固めた。

導入は2027年度中を予定しており、市民向け料金を現在より安くする一方、市外から訪れる人の料金を引き上げ、両者に約2倍の差を設ける方向で検討しているという。

二条城は来場者の多くを市外客が占めている。京都市は、料金の引き上げで得た収入を、文化財の修理や保存に必要な費用へ充てる考えだ。

今回検討されているのは、国籍によって分ける仕組みではなく、京都市民か市民以外かによって料金を分ける制度となる。具体的な金額や開始時期などは、今後詰められるとみられる。京都・二条城、市民と市民以外で「二重価格」導入へ】

[全文は引用元へ…]10/1(木)

Xより

引用元:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6597164

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京都市民と市民以外で料金差を設ける方針

京都市が、世界遺産・二条城の入城料について、京都市民と市民以外で異なる料金を設定する方針を固めたと報じられました。導入は2027年度中を予定しており、市民向けの料金を引き下げる一方、市外から訪れる人の料金を引き上げ、両者に約2倍の差を設ける方向で検討しているといいます。

今回の制度は、日本人と外国人を区別するものではありません。京都市内に住んでいるかどうかによって料金を分けるため、京都市外に住む日本人も高い方の料金が適用される仕組みです。外国人観光客だけを対象にした料金ではない点には注意が必要です。

二条城を訪れる人の多くは市外からの来場者であり、料金の引き上げによって得た収入は、文化財の修理や保存に必要な財源へ充てる考えとされています。歴史的な建物を守り続けるには、日常的な点検や修理、周辺の整備などに相当な費用がかかります。その負担を、施設を利用する人にも求めるという考え方には一定の合理性があります。

一方で、市外に住む日本国民と外国人観光客を同じ料金にすることには疑問の声も出ています。日本国内で税金を納め、文化財の保存に間接的な負担をしている国民まで、外国人観光客と同じ扱いになるのは納得しにくいという意見です。市民向けの割引を設けるだけでなく、日本国民と外国人で料金を分ける方法も検討してほしいとの反応が見られました。

外国人観光客にはより高い料金を求めるべきとの声

コメントでは、「京都市民、日本国民、外国人観光客の三段階に分けてもよいのではないか」という意見が寄せられています。中には「市民は1,000円、日本国民は2,000円、外国人は10万円でもよい」とする強い表現もありました。10万円という金額は現実的な提案というより、現在の観光政策に対する不満を強調した意見と受け取るべきでしょう。

ほかにも、「外国人観光客から多めに料金を受け取り、警備、清掃、ゴミ処理、迷惑行為への対策に使ってはどうか」という声がありました。観光客の増加によって地域の負担が重くなるのであれば、その対策費の一部を観光による収入でまかなうという考えです。

多くの観光客が訪れることは、宿泊、飲食、買い物などを通じて地域経済の利益につながります。その反面、混雑、交通機関への負担、ゴミの増加、騒音、文化財への損傷などの問題も起こり得ます。オーバーツーリズムへの対応には人員と費用が必要であり、その全額を地域住民の負担にすることが公平なのかという疑問は残ります。

「日本国籍とそれ以外で料金を分けるべきだ」という意見もありました。海外には、居住者や自国民と外国人観光客で、観光施設の料金を分けている例があります。インドの観光施設についても、外国人料金が現地の人向け料金より大幅に高く設定されている例があるとの指摘が寄せられました。

実際にそのような国を訪れた人からは、「外国人として高い料金を支払っても、地元の人に利用しやすい料金を設定しているのだと受け止めた」という感想もあります。料金差があること自体を差別と考えるのではなく、所得水準や税負担、文化財の維持費などを考慮した制度として理解する見方です。

料金区分の根拠と使い道を明確にする必要

外国人観光客に高い料金を設定する場合は、単に負担を増やすだけではなく、その理由を分かりやすく示す必要があります。文化財の保存費、警備員の増員、多言語案内の整備、清掃やゴミ処理、周辺住民への迷惑対策など、増収分の具体的な使い道を公開することが重要です。

料金を支払う側にも、文化財を守り、快適な観光環境を維持するための負担だと理解してもらえれば、受け止め方は変わります。反対に、値上げの目的や収支が見えなければ、観光客から多く取ることだけが目的だという印象を与えかねません。

日本国民と外国人で料金を分ける場合には、窓口で何を使って確認するのかという実務上の課題もあります。国籍、住所、在留資格など、どの基準を採用するかによって制度の性格は変わります。確認に時間がかかれば、入場口の混雑や職員の負担が増える可能性もあります。導入するのであれば、公平性だけでなく、分かりやすさと運用のしやすさも求められます。

今回報じられた京都市の方針は、市民を優遇し、市外客から得た増収を文化財の保存に回すというものです。この考え方には理解できる部分がある一方、市外の日本国民と外国人観光客を同じ区分にすることについては、今後も議論が続くとみられます。

寄せられたコメントからは、観光客を排除したいというより、地域住民や日本国民の負担を軽くし、観光によって発生する費用を来訪者にも適切に負担してほしいという思いが読み取れます。料金差を設けるなら、誰を対象とするのか、どの程度の差が妥当なのか、得られた収入を何に使うのかを丁寧に示す必要があります。文化財を守りながら、住民にも来訪者にも納得される制度にできるかが問われます。

執筆:編集部

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