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参政の神谷宗幣代表は20日夜、産経新聞の取材に応じ、政権との距離について「現時点で与党と組むことはない。仲間が増えるので、まずは次の衆院選に向けた態勢をしっかり固めていきたい」と語った。選挙中に訴えたスパイ防止法案の国会提出に向け、党内に準備を指示したと明らかにした。非改選と合わせて11議席以上が確実になり、参院で予算を伴わない法案の提出が可能になった。
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編集部の見解
今回の参院選で最も印象に残った政党のひとつが、参政党でした。もともとインターネットを主戦場にしていた印象が強かったこの政党が、選挙戦を通じて一気に地上戦でも存在感を増し、最終的には議席を大幅に伸ばしたという報道に、私は強い衝撃を受けました。これまで政治に対して距離を置いていた層が何かを感じ、行動に移した結果なのかもしれないと感じています。
参政党は「日本人ファースト」を掲げ、減税と積極財政、さらには外国人受け入れの制限や外国資本の土地取得への規制強化などを主張してきました。私はこうした主張に、今の時代の空気がよく表れていると感じました。過度なグローバリズムへの反発、あるいは生活不安を背景にした国家の役割再定義――そういった問題意識を、多くの有権者が共有していたことの証明だと思います。
特に、選挙期間中に争点が変化していった点が象徴的でした。当初は減税や農政が話題の中心だったはずが、途中から「外国人政策」や「国益にかなう経済政策」に注目が集まり、与野党問わず主要なテーマに発展していったように感じました。この流れを作ったのは、まさに参政党の発信力だったと私は見ています。
神谷代表がメディア対応の中で「与党とは組まない」と明言したのも興味深い姿勢でした。政権との距離感をあいまいにせず、明確に独自路線を示したことは、かえって信頼を得る要因になったのではないでしょうか。既存政党に対する不信感や閉塞感が社会に漂う中で、はっきりと自らの立場を示す政党の存在は、ある種の安心感を与えていたように思います。
私が特に注目したのは、彼らが訴えた「スパイ防止法案」の提出準備に言及した点です。日本ではこの分野が他国と比べて非常に脆弱であるにもかかわらず、長年にわたって正面から議論されることが少なかったテーマだと感じてきました。経済安全保障の観点からも、こうした法律の整備は避けて通れない課題だと思います。だからこそ、参政党がこの点を明確に打ち出したことには、大きな意味があると私は感じました。
もちろん、参政党の主張すべてに全面的に賛同するわけではありません。外国人受け入れに関する議論など、一部には表現が強すぎると感じる部分もありました。しかし、それでもなお、国の形をどう維持するか、国益とは何かを真剣に考えようとする姿勢には、一定の評価が必要だと私は思います。分断をあおると批判されることもあるようですが、むしろ論点を明確化したという意味では、民主主義に必要な対話を促すきっかけになったと見るべきではないでしょうか。
支持層の広がりについても注目すべき点が多いです。かつてはインターネットを通じて若年層中心の支持を集めていた印象でしたが、今回は就職氷河期世代や主婦層、さらにはこれまで自民党を支えてきた保守層の一部までが参政党に目を向けていたという報道を見て、確実に世論が動いていることを実感しました。これまで政治に対して関心が薄かった層が、自分の意思で一票を投じたという事実には重みがあります。
一方で、これからの課題も多いと思います。議席を得たことで発言権は広がりますが、それが「政策として実行可能かどうか」が問われる段階に入るのです。主張だけではなく、制度設計や法案作成という現実的な作業が求められる今後、どれだけ実務に強い人材を確保できるのかが、真の意味での信頼に直結していくと私は見ています。
今回の選挙で参政党が示したのは、既存の政治構造に風穴を開ける可能性を持った「新しい保守」のあり方だったように思えます。ネット発の草の根運動から、全国規模の政党へと成長を遂げた過程は、これからの政治参加のモデルにもなるかもしれません。私はその成長を注視しつつ、国民の声が届く政治になることを引き続き期待しています。
執筆:編集部A





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